辻養蜂場の辻です。
子供の頃から自然の中で遊ぶのが大好きでした。
母の実家の庭先でミツバチを飼育していた事から養蜂という仕事に興味を持つ事になりました。
その後、農業大学校を卒業後に日本有数の規模の養蜂場で3年間弟子として学ばせてもらい、2015年に独立、起業し、今に至ります。
周りの方々への感謝を忘れずに、これからも大切なミツバチや地域の仲間と共に歩んでいきます。

嘉穂地区で採れた蜂蜜へのこだわり

嘉穂地区は日本山岳遺産の嘉穂アルプスなど周りを山に囲まれた盆地となっており
周囲を見渡すとどこも美しい緑の山々が広がっています。
そして山の麓にはかつては多くの地域で見られたレンゲの花もまだ多く咲いており
春には田んぼ一面にレンゲが咲く美しい光景も広がります。
田んぼにも、山にも多くの花々が咲き誇る嘉穂地区はまさにミツバチにとって最適な環境です。
この自然豊かな地域で採れたはちみつをそのままお届けし
これからもより良いはちみつが採れ続ける為の環境づくりにも養蜂家として取り組んでいきます。

はちみつの採り方

辻養蜂場では採蜜時期には毎朝5時から設置現場にてはちみつを採集しています。
手間は掛かりますが、一箱一箱ミツバチの状態を確認しながら採集を行う事で
常に健康なミツバチを保つ事ができています。
「良いはちみつは良い蜜源と良いミツバチから」を心がけ
嘉麻市、飯塚市内で蜜源となる植物を増やしていき
ミツバチにとって良い環境づくりにも取り組んでいます。

農薬、抗生物質について

ミツバチにはミツバチヘギイタダニというダニが寄生します。
そのままにしていると、蜂場全体のミツバチに蔓延し
壊滅的な被害を受ける事になります。
辻養蜂場ではダニ駆除としてオーガニック式をメインに認可農薬である
アピバールも越冬期間中に一度使用しています。
抗生物質についてもミツバチの病気予防の為、認可されたものを使用しています。
(採蜜期間中は使用せず、毎年検査機関に依頼して残留試験を行っています)
どちらもミツバチの健康を守り、より良いはちみつを作るためには
必要であると考えており、期間を定め、管理を徹底しながら
必要最低限の使用となるよう努めています。

給餌について

あまり知られていませんが、ミツバチを育てる為には
給餌も行わなければなりません。
蜂蜜を採る直前まで砂糖から作った糖液をミツバチに与えています。
その後、シーズンで最初に採れた蜂蜜を綺麗に巣から抜く事で
2回目以降に採れる蜂蜜は全て花の蜜から採れたものとなります。
辻養蜂場では初回に採れた蜜は販売せず
全て2回目以降の蜂蜜を販売しています。
また、採蜜期間中の給餌は一切行っていません。